2017.05.31 05:22Erasing、の巻無意識に鉛筆でうすく書き込んでしまった図書館の本消そうと思ったら思いのほか大変で破かないようにでも一ミリも残さないように注意を払って消していった書いたものを消すことは、こんなにも大変でたとえば 何かを始めることは人と深く関わることはこのくらい 大変なこともあったりもするでも一方でそれでも、消せるじゃないかなどと思う消し忘れた一文字さえいとおしく指で 撫でられる日がくるのだ何も書かずには生きていけない人生の本は だって見てるだけじゃ ダメなのかも、しれないから
2017.05.31 05:20空っぽレンコン、の巻加島祥造さんという90歳の詩人の方の番組を見たLonelyは 他人がいなくて寂しいの一人Aloneは 自ら孤独を受け入れての一人なんてこと言っていたたとえば身体は大勢に囲まれていても空っぽ、は誰の胸のなかにもあってそれを埋めようと必死になったり時には犯罪まで犯す人もいて空っぽ、なところが心の中にあるのはまるで悪いことみたいな風潮があるけれど人間の欲望が隅から隅まで満たされているような空っぽのないことを 誰もが望むけど空っぽ、に気付いたときはそれはそれでレンコンみたいに空っぽのままでいいんじゃないかと思ったりもしたそうしていれば「水」もよく通っていく他人の気持ちがすっと流れていくはず水が通ってああ気持ちいい時々そうして満たされればそれでいいのかもしれない...
2017.05.30 08:18「発電所よりお知らせ」の巻ふまじめアウトプットしておいて その実まじめな人がすき大きすぎる人の 所在のない仕草がすき頭を下げながら脚をふるわせる やさしい人がすきよくわかんないのに あの人がすきすきのエネルギー分子は どこへ流れてゆくのだろう空中でだんだん薄れて 消えてなくなるのかな 玄関の電球がついちゃうくらいのパワーあると思うんだけどなその辺の花がパッと咲いちゃうくらいの分子エネルギーあると思うんだけどな ちゃんと送電線に乗せて宛先書いて送ったらちゃんとあの人の電気として使ってもらったりできるのかなそれとも不足はしていないのかしらメーターを見にいかなきゃ―当発電所のエネルギーはお役立ちになりますか?(すき発電所より、無料です)(自作)
2017.05.30 08:11連歌「線路のヒール」線路の間 落としたヒールに ふくれ面こんなとき笑える人かと言われたら違うけれども笑いたい いつか見た オリンピックの選手のように我先に急ぎたいのよニッポン人 人のせいして怒る顔どんなただ一日(ひとひ)言葉がないのが寂しくて 師走のタイツは化学の匂い初めてのシューズ買ったの美しく舞姫になる夢をみて 十年の月日はなにを変えたのか引かれて戻る恋の海未来など窓の向こうに置いてきた見つめる女(ひと)の濡れ睫毛(連歌「線路のヒール」、自作)
2017.05.30 05:25うたうとき / まどみちおさん『うたを うたうとき』うたを うたう ときわたしは からだを ぬぎすてますからだを ぬぎすててこころ ひとつに なりますこころ ひとつに なってかるがる とんでいくのですうたが いきたい ところへうたよりも はやくそしてあとから たどりつく うたをやさしく むかえてあげるのです「まど・みちお少年詩集 まめつぶうた」より when I sing a songI slip off my body then, me and my heart get together as one.Flying with my heart lightlyto the place which the song want to gomuch fast...
2017.05.30 02:58ぶんかとみらい「僕ね、オンナノコは文化を持ってるから スキなんだよね」昔、知り合いの上司さんがよく、言ってた。確かに、そういう女の子いっぱいいる。学びたくなる人、いっぱいいる。で、今の私にはあるかしらって悩む。たくさん観たり聴いたり触れたりはするけどどれも雑食だし、勢いで漁ってるようでどれも大して人に語れるほどの、音楽の知識も、文学も映画のあれこれも歴史も理科も美術も、ないような気がしてきて。ウーンでもねえ、別に男の人にねえ、好かれるためだけの文化じゃないからいいの。笑わたしのなかに、何があるか。それを見つけるのは、わたしじゃないの。・・・とかね。戯れ言です。笑知らないことは知らないし、好きなものには、手を伸ばそう。わたしやあなたの、小さな、文化。意識しないで育って...
2017.05.30 02:49半月栞ハサミで切ったような半分の月片割れは どこに落ちたヒラヒラ私の手にヒラヒラ街の隅にピカピカ光ってどこかに挟まっているのなら見つけてあげる福笑いの口みたいなうすっぺら半月読みかけ本の 栞にしよう (自作)
2017.05.30 02:43りんりん(凛)ガール私の心の詩です凛とした女の子におなりなさい阿久悠女の子だからといってヨワヨワしていたりメソメソしていたり何かというと他人を頼りにして愛しいと思われてみたりそんな子である必要はないのですよ助けてやりたいとか庇ってやりたいとか守ってやりたいとか男にとってはいい気分だろうけどそんなもの 美徳でも魅力でもありゃしないいいかい 女の子だって強くってもいいんだよ 粗雑であったり乱暴であったり不行儀が平気は困るけどちょっとした 挨拶の誠意と心地よい微笑の会釈と問われた時にハイと答える意志の強ささえ感じさせれば強くっていい男は自分が弱い者だからすがりつく子を抱きしめるがそんなのは三日だけの愛しさあとは 只の重荷になる傷つけないようにハッキリと言い侮辱を感じさせない態度...
2017.05.30 02:40MAY dream / 辻征夫さん※好きな詩の紹介です『婚約』鼻と鼻がこんなに近くにあって(こうなるともうしあわせなんてものじゃないんだなあ)きみの吐く息をわたしが吸いわたしの吐く息をきみが吸っていたらわたしたちとおからず死んでしまうのじゃないだろうかさわやかな五月の窓辺で酸素欠乏症で(辻征夫『隅田川まで』より)
2017.05.29 09:24Crazy Horse「知性」と「理性」は違う、って読んでる本に書いてあってああそうか、頭が良いというのと行動が賢いってのはやはり別だと気づくどんなに知性に貪欲になっても理性のない人間になってしまったらダメだよなぁって思ったり両方持てたら、なんて思うのだけどそれも完璧主義の病のような気もしたり理性がぶっとばなくちゃステージもできない。。。よね?だけどのめりこみがち。結果的には自分だけを貶めると分かっていても『最悪の仕返し』に思い及んでしまう理性のない発想に 自ら恐ろしくなる後悔で血まみれにしてやりたい憎悪が矛先を探しているのだ Shake handsha ji me ma syo理性のタガが外れれば狂気。そしてそれは、誰もがすぐ手の届くところにある。
2017.05.29 09:20スランプ、の巻星野源さまも言うところの「ものづくり地獄」にちょっとハマってしまったような気がしますものができない、のではなく出来たものの質をずっと自問自答してしまう、感じ私のアウトプットがこうなるのははたして「個性」なのか「弱点」なのかこの二つは、いつも表裏一体なんです 「スランプは次に成長するための心の準備期間」だと何かの本で読みましたがそんな風に思えるのは、スランプを抜けた後なのでありまして最中はゴールが見えにゃい心の地盤というか足元が揺らぐ感じ弱点を見据える勇気を個性を信じる強さをかみさま ・・・でも忘れないで下さいね「飯食って風呂入って寝られたら、それで幸せ」by.コロッケさん母
2017.05.29 09:10二つの瓶、の巻滅多になく小さな香水瓶なんぞを買ってしまった日に帰宅したら、スノードームの瓶が割れて液が漏れ出していた思いがけず瓶がひとつ家の中に増えた日にひとつ、なくなってしまったのだったスノードームはNYで買ったもので大切な青春のゴミだったのにキラキラがもう舞わないスノードームの真ん中でひとり立ち尽くしている自由の女神が「あのNYからの季節に、一区切りね」と言っているように感じた一方で「エネルギーが切れたでしょ? 早くまたこっちにいらっしゃいよ」と誘っているようにも起きた事象にこうやっていちいち意味をつけては センチメンタルになってしょうもな、と思いつつそういう性だしと 受け入れた後で予定なく香水などを買おうと思った一番の理由を考えたたぶん、なんとなく、よく眠れそ...