二つの瓶、の巻

滅多になく

小さな香水瓶なんぞを買ってしまった日に

帰宅したら、スノードームの瓶が割れて

液が漏れ出していた


思いがけず

瓶がひとつ家の中に増えた日に

ひとつ、なくなってしまったのだった


スノードームはNYで買ったもので

大切な青春のゴミだったのに


キラキラがもう舞わないスノードームの真ん中で

ひとり立ち尽くしている自由の女神が

「あのNYからの季節に、一区切りね」と言っているように感じた


一方で

「エネルギーが切れたでしょ? 早くまたこっちにいらっしゃいよ」

と誘っているようにも


起きた事象に

こうやって

いちいち意味をつけては センチメンタルになって

しょうもな、と思いつつ


そういう性だしと 受け入れた後で


予定なく香水などを買おうと思った

一番の理由を考えた


たぶん、なんとなく、よく眠れそうだったから

そして枕に数滴

夢の色も変わるだろうか 今夜は


よくわからないけど

自分のための香水というものがあるのを知った

いい大人の初夏でありました

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