2024.01.20 05:14高いところ怖いところ高いところが怖い。ものすごーく怖い。隙間がある階段が、一番苦手。透明な板も、ダメ。でも、よくよく考えると。もっと怖い事、いっぱいあるはずなのだ。高いところよりも怖い事も、いっぱい経験してきたはずだし。でもあなたが一番、怖くて腰が引けちゃう瞬間は?と聞かれると絶対「高いところ」と答えてしまうショッピングセンター系のエスカレーターでさえ怖いんだもの無条件で、勝手に足がすくむのは落ちたら死んじゃう・・・という予見からの反応だろうけど「死ぬことをそれほど恐れているの?」と心に問えばそんなこと、普段は意識の外にあって。怖さの実感がない。ポイントは、「概念としての死ぬこと」が怖いのではなく「肉体」が、無条件に怖がっている、ということ体は、いつだってこの人間を守ろう...
2023.11.21 02:04大好きです、それだけこの曲でアルバムが終わることが、たまらなく彼らしいです。涙腺が痺れて困るのですが、やっと聴けるようになって、エンドレスリピートしてます。こっちが貴方に言いたいことを、これ以上ないくらい素敵に歌ってくれて、幕を下ろされました。
2023.10.04 09:58ジョン・カーニー様の世界一番好きかもしれない監督ジョン・カーニー様(特別枠)大体、音楽の映画ばっかり作ってくれる人で、どれもこれも最高オブ最高なんです。シングストリート、モダン・ラブ、はじまりのうた・・・いつも胸がギュッとなる音楽が持ってる、優しさの成分が必ず詰まってるそして最新作「フローラとマックス」。やっぱり最高を更新してきた。あの夜が一晩だけの煌めき、なところも。ダブリンの街の全ての人が登場人物、みたいなところも。世界の反対側のこんな隅っこの私にも届いた、涙が出そうな人生讃歌だった。人生は短い。今を愛しても、愛せないでいても、あっという間に終わりの日はくる。のだ。
2023.08.02 00:41エクート・シル・プルー僕の雨を愛(め)づる癖は恐らく母から承(う)けたものだろう雨の日なら、春夏秋冬、いつも僕は気分が快いのだ。雨の日は読書によろしく、思索にふさわしい。春雨から五月雨、五月雨から夕立、秋雨、時雨、冬の雨。仮令(たとい)、晴天はなくとも、風静かにして雨滋き国は何処かにないだろうか。若し(もし)あれば、その国に移り住んで、僕は再び前世の蛙か田螺(タニシ)に還元る(かえる)憧憬と勇気を持ち合わせている「雨の日」辰野 隆==================昔の文章は美しい。そしてこういう文章にいたく萌えるとき、精神的高等遊民、を目指したくなる(笑)一番悶えたのが「エクート・シル・プルー!」という言葉。Ecoute s'il pluie=「耳を澄ませば雨かいな」辰野...
2023.07.02 03:26司令、音に集中セヨシ、ミ、ラの音がする規則的なリズムに頭のなかで多重にメロディを重ねてみる検査ミュージック呼吸を合わせますよと言われると私が先導するべき?それとも音に合わせるべき?とか迷い始め一定のリズムが出せているかが気になってくるそうやってるとあっという間に時間が過ぎる長かったでしょうと気遣ってもらってそんなことなかったですと心から帰り道、遮断機の音に合わせて歌っている男の子がいたあの子の気持ちがわかる。世界の音に意識を向けると、楽しくなるよねえ心配なことも、こわいことも、どっかに行っちゃうよねえ「音」は今、しかないものだからかな?過去とか未来とか原因とか結果とか考えない世界に連れて行ってくれるのかな?ちゃんとした歌や音楽になっていなくても音がよすが、になってくれる...
2023.04.05 23:13放蕩息子とジルジャン(400年の浪漫)詩人の新川和江さんが「短歌は家付き娘、詩は放蕩息子」と言った、という話があります。短歌には型があるから、その中で詠めばいい。でも詩は書きたい内容によって形式を決めるところから始めなければならない。とのこと。シンガーソングライターは除くとして、作家さんの音楽は、今やほとんど95%が曲先で。先にある曲やメロディに合わせて、歌詞を書くので、言ってみれば「家付き娘」です「家」という箱に合わせる工夫をするのも面白いのだけど、「放蕩息子」と向き合っているほうが楽しい。まっさらな紙に、お題のことをなんでも自由に書いて〜というときの開放感たるや。自分の絵を描いている幸せな感覚。音楽は大好きなのにね。言葉と音楽のどちらが前に来るかで、きっと使う脳みそが違うんだよね。そし...
2022.11.26 01:18翻訳本に久々ハマった、よソン・ウォンピョンさんの本を読破。韓国文学盛り上がってて、いろんな作家さんを読んでみてるけどこの方の本がダントツ好き。翻訳ゆえの遜色も全然なくて、翻訳者さんが上手なのもあるんだろうけど、日本語と韓国語の文法が似てるからなのか、もともと表現の豊かさがすごいのか、翻訳本であることを忘れて楽しめました
2022.07.19 02:18犀川に浮かぶ星、で犀星なのかしらわれはうたえども、やぶれかぶれby.室生犀星なんかの待合室でたまたま読んだのだけど、こういう一文まで一緒に紹介してくれる観光誌、好きだ〜土地には、場所には必ず「人の気配」がある。そういう気配を感じながら訪問できたら、より意味や価値を感じられるもんね。フリーペーパーとか、飛行機の雑誌とか、たまたまそこに会ったから読んでみたもの、って自分で選んでいない本だからこそ、何か知らない言葉を拾えるんじゃないかと期待しちゃう。金沢出身の室生犀星。かの有名なふるさとは遠きにありて思うものそして悲しくうたふものを詠んだ人です。この「ふるさと」が金沢なのです。そして何より萌えたのが、「犀川」という川があること!「犀川に浮かぶ星」で「犀星」というペンネームを付けたのだとした...
2022.06.25 03:13「形」と「心」歌は99%、終わりました今はタイトルを考えていますどう名付けるかっていつもなかなか考えるけど自分の考えがまとまってきて、パッとこれだ!ってなる瞬間がきます今作はまだ来ていませんがただ今すごく、考えがリンクしているのが遠藤周作さんの「沈黙」
2022.06.19 05:37「期待」と「野草」 Expectations最後2曲の歌録りを残すところまでやってきました。今作、なぜこんなにも伸び伸びしているかというと、変な「期待」がない、からだろうなと思ったり「こう描きたいから」という徹底した自信あるというか「わかる人だけわかりゃええ(by.あまちゃん)」の真髄過大な期待のなかで表現する、ことの功罪期待されると、「それに応えなきゃ」と確実に思ってしまいそれが増えるほど、どんどん不自由になる。必然的に。真面目な人や優しい人は特に誰にも見られない期待されない、野草のような存在になって初めて、自由になれる魂があるのかもしれないな…なんてことを思っています花のフリをしたり、野草じゃなくなろう、とする時期もあって良いのだとは思いますありのままでいい、というのとも全然違うのですが、た...
2022.06.05 06:46楽しいExtremes歌詞書くのが楽しいんですけどーーーー!!今回あんまり、苦しんでないんですけどーーーー笑悩んではいるけどね、書けて楽しいの方が勝っているのかも気負いが取れてしまっている。自由度が増している。好きなようにやっちゃえ!と私の中の誰かが言っているので好き勝手に描きたい世界観を描いてみておるぐふふ楽しいショート映画みたいな感覚根暗な演者いや実はね、REC期間の途中でパソコンが一回死亡しまして、今までの、全部の音楽データが飛んだのです「工場出荷状態」というやつに戻さざるを得なくなりまして本番RECの分はデータ移してたから良かったんですけど、今までの作りかけの曲とか、選抜中だった曲とかは、ぜんーーーぶ消えてしまいました。すっきりさっぱりしばらくもがきましたけど、ダメ...
2022.05.22 03:57REC日記(2) もしかしてまさか進化RECをずっと続けています一歩ずつ一歩ずつアレンジを進め音はほぼ完成したかな?というところまで来ましたあとは歌詞を仕上げて歌、というところです。最後の楽しくも苦しい時間どきんちゃんさておき、なんていうか、いつもの、自画自賛のパターンですけど笑なんか進化を感じるんです今回の曲たち作り方を変えた、ということもそうなのですが、ものすごく、インプットができたのかもしれません秋収穫のサイクルを回していたのでいつも締め切りに追われている感覚があったのですが時間を取れたことで、その間にいろんなことを見聞きして、いっぱい考えて何と言うか、今の世代の自分として描きたい世界が、明確なイメージが、見えてきたのかもしれません。それはとても嬉しいことで、誰にもわからないし、誰に...