リトルスプーン、の巻


こないだ、小学生の女の子がね。

よくある使い捨ての、

珈琲を混ぜるちっちゃいスプーンが好きで

いつもそれをいろんなところから持って帰って、

ゼリーやヨーグルトを食べてるの、て話してて。


「あんなスプーンじゃ、時間かかるじゃない」

って大人たちに言われて、

そしたらその子、

「それがいいんじゃん!」って。


小指くらいのスプーンで、ちまちま食べるのが

味わい深い、ということらしい。


こんな小さい子なりに

ルーティンな日々を楽しくする方法を

知ってるんだなーと思った。


急いで食べろってのは、大人の都合だったりで。


むしろ子供のほうが得意かもだね

無駄と思える、そういう部分こそが

本当に人生を楽しくさせる「何か」なのかも

しれないなぁって。


大きいものばっかり欲しがって

毎日退屈な顔してちゃ、しょうがない。


ちゃんと働いて、ためになる仕事を沢山したい。

でも、それと同じくらい

どうでもいいことも楽しんじゃえたらな。


そんなこと、思ったりの年末です。