書き上げるための怨念と興奮


自粛につき・・・

大量の本を読みまくり、

大量の映画やドラマを観まくり、

世界中の音楽を聴きまくっています


本に関しては最近、

ドキュメンタリーに引き込まれることがとても多い。

でもドキュメンタリー作品にも、

ものすごく、読ませる力がある本とそうでもないものがあり、

事実を切り取っただけの文章ではないことがよくわかる。

まさに「作家」。

歴史は語り手によって、多少色が変わってしまうのだろうなと。

でも「事実」の羅列だけでは、心に残らないんだよねぇ。


ドキュメンタリー作品の筆のモチベーションは

怒りや悲しさ、不条理に対する葛藤であることが多い。

でも怒りや恨みって、創作活動には欠かせないもののように思う。


司馬遷だってだって、屈辱的な冤罪で宦官の状態にされても

書き残すのが自分の使命、という動機で死なない決意をし

「史記」を書き上げた。

動機に怨念あり。

このことを書き残さずして死ぬものか!


創作は楽なものじゃないからこそ

その感情が、しんどい作業をさせる力になるのだろうな


***


素敵な音楽もいっぱい出会ってムフムフしてるんだけど、

色々ありすぎるので、また別の機会として、

はからずも英単語学習になってしまったPVを、記録がてら。

ボーッと見てたら色々スラングが出てきて、調べてしまった。


D-BAG!=最低、やなやつ!!!

MEATHEAD=筋肉バカ、バカマッチョ

DREAMBOAT=理想の恋人

ARTBOY=アート系男子(大抵はクールでセンスある感じ)

そうして、ARTBOYの延長で「Artboy Meets Artgirl」という曲が出てきて、

へぇ、デンマークのインディーバンドなんだ〜とアルバムまで聞いてみたりして。

たった一つの単語からも、広がっていく音楽。

音楽に出会うには、本当にいい時代。


のほほんとしてたら、人は作品などつくらない。

周りの人を置き去りにするくらいの、トキメキや興奮、

あるいは、嫌なものに顔を突っ込んでまで感じる怒りや慟哭か、

そんなものが、創作のねっこに潜んでいる気がする。