文系ですが生物だけは昔からスキで、
遺伝とか、ダーウィンの進化論とか、
そういうのは興味アリで。
で、最近見た「爆問学問」って番組に出てた
長谷川眞理子さん、という人類学者さんがとってもユニークな方で
興味持ったので、本を読んでみました。
やっぱ天才ってのは、人間自体が面白いのだなあ
と久々に思ったにゃ~。
「生きてい続けるためには、絶えず
違ったタイプのものを生み出していかねばならない」
という観点で
有性生殖の進化の仮説を「赤の女王仮説」と呼ぶそうです。
鏡の国のアリスで
アリスが「なぜそんなに走り続けているの?」と尋ねたところ、
赤の女王は、
「同じところに留まっているためには 走り続けていなければいけないのだ」
と答えるんだけど、
それに由来した命名なんだって。
そんな風に、人類は今ここにいる。
くーこういうのほんと萌える!笑
「今ここで、こういう姿・状況でいるには、ちゃんとそうなった道筋と理由がある」んだね
「生きてるだけで丸儲け」ってのは、生物学的な面から見ても真実のようで。
この世に生きられてるだけで、
生物としては絶えず走り続けてる、状態なんだね。
人なんて誰でも、長い長い遺伝子のループからこぼれ落ちた、
たった一瞬の生き物、なんだなぁ。
遺伝子として生き残る競争のなかで、
勝っても負けても、たかが、こぼれ落ちた1個の個体だよなぁ。
なんてね。
目の前のあした、のことを考えるときにも
「進化・変化していかなきゃ、同じところに立ってることもできない」
という女王の教訓を、日々忘れないようにしたいものです。
それはまるで人生のよう、だから。
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