くちびるには歌でもいいが
こころには そうだな
爆弾の一個くらいはもっていたいな
(中略)
こころに
爆弾があって
信管が奥歯のあいだにあって
それをしみじみ噛み締めると
BANG!
ぼくがいなくなってしまうんだ
(いいわね そのときはわたしも
吹きとんでしまうんでしょ?
遠い花火のように)
(後略)
辻征夫「遠い花火」より
辻征夫さんの詩集を読み直していたら
chocolatreのあずちゃんが
「冬の苺(以前のブログ名です)を読んで、辻さんを好きになったよ!」
って言ってくれたのを思い出した。
こころに爆弾、あるよ。
大事にしたいんだ 歌も それも
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