フレンチイタリアンな人、の巻

イタリア料理は

海も山もあって

新鮮な素材が手に入るから

簡単な調理で美味しいから

基本、ざっとした、おおかな料理になった。


フランス料理は

地理的に新鮮な素材があまり得られななったから

ソースや煮込みなど

凝った料理になった。


……という話を以前、

イタリアからフランスに旅行していたときに

聞いたのですが

道中、まさに、と思わされる料理の変化でした。


なんとなく考えてしまいました

生き方と絡め


恵まれた素材があるとき、飾りはシンプルでいい。

恵まれない素材ならば、緻密な計算と努力で、仕立て上げる。

どちらもいいね


何もかも持っている人はいないから

イタリアン的なとこも フレンチ的なとこも

どちらも必要ね

そういうバランスな方向を目指している人が、私好きだなと思った、

……という話でした。


そのままで「よい」ところは、シンプルに魅せて。

「よくない」ところは、頭を使って努力もして、魅せる方法を考える。

てことで


人それぞれ、目指すものは違うけど

限界もあるけれど

せめて誇りをもって

「じぶんワンプレート」を出せるように


ああ、たいした素材もないくせに

自分なりの味を 凝りも工夫もしないで

ラクに手に入る既製品のソースばっかりで

「美味しいんです」て思い込んでる感じになっていないか

時々省みながら 生きていきたいものです。


ちゃんちゃんちゃん