なぜか惹かれる神秘のダンスの話

理由をうまく言語化できないのに、なぜか惹かれてしまうものは、

世の中にはいくつかありますが、

トルコの「セマー(旋回舞踊)」はその一つです。

高校時代に世界史の教科書で見て以来、なんか好き、、、が続いています。

神秘主義「スーフィズム」を掲げる「メヴレヴィー教団」が始めた舞踊で、

回転し続けることで神に近づく・・・的な修行の踊りです。

トルコの「コンヤ」という街が、本家です。

そしてセマーをベースに、よりエンタメ的になったのが、エジプトの「タンヌーラ」です。

(「」は全部テストに出ます)


「形式的な法遵守よりも内面的な信仰を重視し、

禁欲や瞑想、賛美を通じて神との一体感を目指すイスラームの精神的な修行道」

という説明を読むと、何やら胡散臭く思うかもしれませんが、

生で見ると、なんか目を惹きつけてやまないダンスです。


回りすぎてトランスしてる高揚感、みたいなギリギリ感はなくて。

首はもげそうなほど傾いてるし、目が回らないのかしら・・・と思うのだけど、

皆、全然平気な顔で、笑顔で踊るのです。スカートの波も美しくて。

衣装の形が、人形みたいで美しいのかなあ。

踊りの動線が、なんしか数学的。さすが幾何学デザインの文化。


ただ回るだけって、ダンスの中でも究極の削ぎ落としだよね。

最初はもっといろんな振り付けがあったのに、

どんどんシンプルになっていったのかもしれないよね。

その方が美しくて、神に近づけそうな感じがしたのかな〜なんて。

(勝手な想像)


人間も、あれこれ振り付けして生きてるでしょ。

気がつかないうちに、手の込んだ踊りをしちゃってるよね。


振り付け過剰にならず、乱れない回転の動線で

シンプルに、ただニコニコ、踊っていたいと思いますよ。


と、セマーの踊り子たちが言っているような気がするこの頃です

(なんのこっちゃ)