司令、音に集中セヨ


シ、ミ、ラの音がする

規則的なリズムに

頭のなかで多重にメロディを重ねてみる

検査ミュージック


呼吸を合わせますよと言われると

私が先導するべき?

それとも音に合わせるべき?とか迷い始め

一定のリズムが出せているかが気になってくる


そうやってるとあっという間に時間が過ぎる

長かったでしょうと気遣ってもらって

そんなことなかったですと心から


帰り道、遮断機の音に合わせて歌っている男の子がいた

あの子の気持ちがわかる。

世界の音に意識を向けると、楽しくなるよねえ

心配なことも、こわいことも、どっかに行っちゃうよねえ


「音」は今、しかないものだからかな?

過去とか未来とか

原因とか結果とか

考えない世界に連れて行ってくれるのかな?


ちゃんとした歌や音楽になっていなくても

音がよすが、になってくれるとは知らなかった


ピッピッピッピッピ

ギーコギーコ

ティントンティントン

ジージージージー


未体験のこわい世界では

いつも以上に音や、世界のデジタルミュージックに集中しよう

たのんだよ音ちゃん