「光源氏連歌」の巻


日だまりの携帯メールこの冬は花散里のように待つべし(俵万智さん)


花散里は、源氏物語に出てくる女性のひとりです。

ふんわり、ふくよか。のんびりさん。

源氏物語は本当にあらゆるタイプの女性が出てきます。

でもどの女性の態度にも「わかる~」ってところがあって

だいたい共感できる。

まったくできない女性も数人いるんだけど笑


自分は誰かなあ〜なんて思って

今考えてみても、やっぱりひとりには決して絞れない。


女性はやっぱし幾つもの顔を持っているのかもしれないね。

相手によってもね。

「源氏相手のときは、そういう女であっただけ」っていう感じで

多面的に式部さんも書いているね


てなわけで私も詠んでみました。

源氏妄想やばい超楽しい笑



青海波に魅せられし貴人たちを思ふ 歌い踊るジャニーズを見て


ついに六条御息所の引きどころまで来つ 遺恨をスマホは送信中


朧月夜と威張りながらもチョコひとつ渡せぬ乙女は誰に似つ


マスクの痕が鼻から消えず顔を隠す吾(われ)末摘花の気分にて


生まれつきかぐわし光源氏の匂いを嗅ぎ分けぬ君に


(「光源氏連歌」、自作)