出来不出来、の巻

「いかなる名人上手でも、

細工の出来不出来は時の運。


下手な細工を世に出して、

かほどにご無念と思し召しなら、

これからいよいよ精出して、

世の中を驚かす立派な面を作ってくだされ。


一生に一つでも立派な面を打てば、

それがあっぱれ名人ではございませぬか」


ー『修善寺物語』より



「自分にはできない」とか悩んでる暇あったら

手を動かしたほうがいいわ、と

そういう主義ではあるのですが

なんしか

手が止まってしまうときもある


「ようし、やるぞ」のスタートラインに立つための自信(根拠ないやつ)というのは

結構大事なんだなあと しみじみ思う


そういう耐性はもう付いてると思ってたんだけど

まだまだ修行が足りませんね。ふふ


「一生にひとつでも名作を作れれば」って

プロ中のプロだってそう思いながら、やっているのにね。


出来不出来は時の運。

そのくらいに思っていたいね もちろんやれることはやった上で