音楽と言葉と情景、の素敵な関係


最近、歌詞のことばっか書いてたけど

大量に聴いてるのの半分くらいは、歌詞のないものです


メロディだけで「情景」を描けることの深遠に

ちょっとハマってしまってて。


例えば、イギリスのケテルビーという作曲家さんの、この曲!

「ペルシャの市場にて」という楽曲なんですが。

どんどん、雰囲気を変えていく形で構成されてまして


最初のゾーンは「ラクダを連れた隊商がやってくる

スケール多用で、民族の雰囲気を一気に出して


0:45〜からは突然、ヨナ抜き音階が始まって

市場の物乞いが叫ぶ」のゾーン。

確かに民衆の歌のようなメロディ。


そしてそして、特に好きなのが、

1:20〜からの「王女の到来」のところ。

こっから広がる、ドラマチックゾーンのうっとり感が半端ない〜!

2:30〜くらいからは特に「王女の到来」って言葉が似合いすぎる!


その後も

3:40〜 奇術師

4:00〜 蛇使い

4:20〜 太守の通過


のように、どんどん景色が変わっていきます

言葉はなくても、音だけでここまで描けるんだ・・・と感動。

いろんな景色を描いた後、王女フレーズがくるとまたグッとくる。

ここを聞かせるために、他のパートがあるんじゃないかと思うほど!


世の中に存在する「情景」を表現するために

「音楽」と「言葉」があって、

お互いに補い合ったり、お互いを引き立たせあったり、

それはそれは素敵な関係性なのだなあ・・・と

改めてそんなことを思うのでした。



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ちょっと前にバンドのページで

こんな記事を書いたのですが、

木村さんも子育てで褒めることについて書いてたので

続きを書いてみました。