年の終わり、こんな興味深い新聞記事を見かけました。
(宗雪孝夫さん著/以下、引用)
芸術家は、闇を自己浄化する過程から芸術を紡ぎ出す。
芸術家から闇を摘み取ることは、創造の芽を潰すことに等しい。
闇を抱え続け、創造につなげることができるのが優れた芸術家なのだろう。
河合隼雄さんの言葉も。
「もしも自分でその辛さ、痛さを抱え込んでいられるようならば、
それは真珠に変わる可能性がある」
ムンクの、こんな言葉も。
「創作とは、沈没しかかった船の無線技師が打つSOSのようなもの」
センダックの、こんな言葉も
「不安や抑圧は創作活動の本質的な一部だった」
芸術家などと表するののはおこがましいけれど、
卑しくも「創ること」をやめられない人間として、
今年は例年にも増して、
「音楽を創ること」が必要だと感じた一年でした。
茂木健一郎さんの言葉。
「脳の機能的に、表現すること自体に自己治癒力が内包されている。
表現する喜びは人間にとって大事なことだ」
表現する喜びを得られるのは、
いつも協力してくれる仲間や
興味を持っていてくれる皆さん
がいてこそなのですが、
「この服でいい この僕でいい」
と歌えたことに、今年はいちばんの重みを感じています。
闇は成長への糧
=ディオニソス的ペシミズム
(苦を有益と認め、止揚すること)
音楽よありがとう
表現できる時代に、ありがとう
もしも形は変わっても
根っこにあるものは、ずっと同じなんだなと思います
来年も、また(^^)
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