2023.04.05 23:13放蕩息子とジルジャン(400年の浪漫)詩人の新川和江さんが「短歌は家付き娘、詩は放蕩息子」と言った、という話があります。短歌には型があるから、その中で詠めばいい。でも詩は書きたい内容によって形式を決めるところから始めなければならない。とのこと。シンガーソングライターは除くとして、作家さんの音楽は、今やほとんど95%が曲先で。先にある曲やメロディに合わせて、歌詞を書くので、言ってみれば「家付き娘」です「家」という箱に合わせる工夫をするのも面白いのだけど、「放蕩息子」と向き合っているほうが楽しい。まっさらな紙に、お題のことをなんでも自由に書いて〜というときの開放感たるや。自分の絵を描いている幸せな感覚。音楽は大好きなのにね。言葉と音楽のどちらが前に来るかで、きっと使う脳みそが違うんだよね。そし...