「お肉短歌」の巻


ニク焼きながら朱色のピアス揺らす彼女のニクいはからい 


肉ばっか食うなよって怒ってた奴なんかほらサンチュでたいらげちゃって


服に付く匂いまで愛おしかった夜 おしぼりを投げつけた夜


焼肉行こうとあの日の父は嬉しかったの悲しかったの言葉なく送った街角


何度でも元気になればいいよ泣き虫には上カルビ焼いてあげる


(「お肉短歌」、自作)